展覧会概要 日本人は古来より土地、樹木、建築などさまざまなモノに神が宿ると考え、そこに人の手を加えるときには「祈り」を捧げることで、神々の御心を鎮め、安全を祈願してきました。建築工事においても地鎮祭から竣工式に至るまで様々な儀式がとりおこなわれます。そこには現代社会では失われつつある人と自然と建築との豊かな関係性が今でも息づいています。日本人は建築儀式にどのような祈りを込め、それを形にしてきたのでしょうか。残された文献絵画資料と儀式用具からその意味を読み解きます。

  2017年4月15日(土)〜 5月28日(日)
  竹中大工道具館1Fホール
開館時間   9:30〜16:30(入場は16:00まで)
休館   月曜日(祝日の場合は翌日)
入館   一般500円、大高生300円、中学生以下無料、65歳以上の方200円
  ※常設展観覧料を含む
  竹中大工道具館
協力   灘五郷酒造組合、辰馬本家酒造、白鶴酒造、フェスタル関西、竹中工務店
会場風景
ダウンロード A4サイズ・PDF形式のチラシがダウンロードできますチラシ(PDFファイル・2MB)
主な展示品

竹中工務店にて使用され
 ていた儀式道具

大隅流祭式に基づく
上棟式祭壇

儀式用具(槌と当板)

 カブト矢(左)とカブラ矢(右)

錦絵「花櫓棟上寿語六」

掛軸「建築祖神像」
関連イベント 「技と心」セミナー
[80]奥会津地方の建築儀礼と番匠巻物

山深い福島県奥会津地方には家を建てる際に、石切、火伏の神、板囲いなど独特な建築儀礼が行われていました。また、当地の番匠(大工)は師匠に弟子入りして、一人前と認められると巻物を伝授されます。巻物の伝授は18世紀から今日まで続けられていました。巻物には大工道具の由緒と本尊、儀礼次第とそこで唱えられる呪い歌などが記されています。本セミナーでは、奥会津地方の建築儀礼と番匠巻物について紹介いたします。
 宮内 貴久(お茶の水女子大学教授)
 2017年4月22日(土) 13:30〜15:00(開場12:30)
 神戸芸術センター会議室
 80名(事前申込制、応募者多数の場合は抽選)
参加  無料(別途入館料が必要)
申込締切  ※延長しました!
 2017年3月31日(金)必着 ⇒ 2017年4月14日(金)必着

 

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竹中大工道具館イベント係